PHOTO:GAMICHAN RIDER:HIROSHI KOSHI
XC 162 | 新野 裕幸
[ 2022 JSBA全日本スノーボードテクニカル選手権 フリースタイル男子優勝]
OGASAKAのフリースタイルボードとしては初めてとなるハンマーヘッドボード「XC」。このボードの特徴の一つは浅く設定されたサイドカーブ。サイドカーブが浅い事により直進性が強くなる為、ボードを立てただけでは簡単には曲がらない為一見難しく感じると思います。ですが、この部分がXCのポイントとなるのです。オートマチックにカーブが出来ていくのではなく、乗りて自身のコントロールでカーブの大きさを決めていく。その為には主張が強いサイドカーブではなく乗り手のコントロールによりカーブを作り上げていく浅いサイドカーブが必要となるのです。そこで大切になることは、乗り手がしっかりと動くことのできる安定した足場と強いグリップです。この2つが備わっている事で浅いサイドカーブでもボードへの正確なパワー伝達が可能となりカーブを作り上げていくことが出来ます。フリースタイルレースを目指す方や、普通では物足りないと感じているフリーカーヴァーの方にオススメのボードです。
XC 162 | 松本 卓
[世界一ターンを愛するカービング界の異端児]
最強のカービングボード。フレックスは柔らかくしなやかで、しっかりたわんでくれる為、浅めのサイドカーブでありながら、深いターンが作れます。ノーズからテールへ徐々に硬くなる為、左右の動きに頼るだけでは無く、前後ポジションの正確性が必要になります。ルーズには乗れないデメリットはありますが、ボード全体を使う動きや、アルパインのようなスピード域を得られるところは、最大の魅力です。レースにおいては、フリースタイル特有の間延び感を解消してくれます。「162」は、特にGSボードとして活躍が期待出来ます。スピード感、安定感、共にアルパインライダーにとっても、魅力あるボードです。